省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

ImageJ

黄変フィルム Bチャンネル再建補正法プラグインアップデート版正式公開

今年1月から、黄変フィルム Bチャンネル再建補正法に使う、ImageJおよびGIMP用プラグインを徐々にアップデートしてきましたが、今回これを正式に公開します。ダウンロードリンクはこちらです。黄変フィルム補正法の解説ページも、今回のバージョンに合わせて…

ImageJ / Python: Jython でunicode 文字列を printすると...

これも個人的備忘録です。 ImageJ上でJythonを使ってunicode文字列(このケースは日本語を含むファイル名)をprintで出力しようとすると... ログコンソールがUnicode文字に対応していないので次のような表記になります。 文字列の頭に「u'」が付きますが、これ…

輝度マスク簡単作成ツールバージョンアップ

以前公開したImageJ用の輝度マスク簡単作成ツールですが、こちらもバージョンアップします。新バージョンの内容は、例によって16bit / 8bit版の統合と、Type A (Photoshop方式) / Type B (Pat David方式)の統合です。これにより一本のプラグイン・スクリプト…

ImageJ / Python Tips: ImageCalculatorの使用

ImageJのImageCalculatorは、2つの画像の間で演算を行う機能です。この機能も、当然ながらマクロで記録することができ、そのマクロを再生して動かすことが可能ですが、Python (Jython) を使って IJ.runでそのマクロを書き換えるとうまく動きません。おそらく…

フィルム青色部分マスク作成ツールを改訂しました

昨年12月に、フィルム青色部分マスク作成ツールを公開しましたが、主として画像の青みのある部分において不均等黄変の補正がしにくいのをサポートするツールとして使うことを考え、仕様を変更しました。なお、周辺部補正用マスク素材画像作成機能は、Bチャン…

ImageJ / Pythonプログラミングの盲点: 画像の代入

現在ここのサイトで公開しているImageJ用プラグインスクリプトは、基本的にImageJでマニュアル操作を行ってマクロを記録し、それをPython (Jython)で書き換え、さらに、ファイル選択などのダイアログなどを書き加えて作成しています。 ただ、この方式だと常…

Python (Jython) を使ったImageJ用プログラミングの参考サイト

Python (Jython) を使ってImageJ用のプログラミングを始めるために参考になるサイトのリンクです。なお、Jythonは、Python2.7ベースです。

フィルム黄変部分画像マスク作成スクリプトもアップデートしました

Bチャンネル再建法用ImageJプラグインをアップデートしたついでに、フィルム黄変部分画像マスク作成スクリプトもアップデートしました。アップデート内容は16bit版と8bit版の統合で、他の機能変更はありません。 起動すると、ファイル選択ダイアログを閉じた…

黄変フィルムBチャンネル再建補正法 ImageJ用プラグイン暫定公開

先日予告したように、Bチャンネル再建補正法のImageJ用プラグインを暫定公開します。ダウンロード先はこちらです。GIMP用のファイル読み込みプラグインも含まれていますが、今回、素材ファイル名を大幅に変更していますので、GIMPを使用する方はこちらもアッ…

黄変フィルムBチャンネル再建補正法 ImageJ用プラグインアップデート予告

コロナに翻弄された2020年も間もなく暮れようとしていますが、皆さん巣ごもり生活はいかがでしょうか? ところで、本サイトで公開している黄変フィルム画像のBチャンネル再建補正法 ImageJ用プラグインを近くアップデートします。アップデート内容は以下を予…

ImageJ+Pythonで汎用ダイアログボックスを利用する

以下に、ImageJにおいて、Jython (Python)を使って汎用の入力ダイアログボックスを使う方法について書かれたブログがありました。

フィルム青色部分マスク作成ツール

お知らせ 本ツールの機能は、以下のツールに統合しました。このツールを使うこと自体は支障はありませんが、今後は以下のツールに移行することをご検討ください。また本記事に書かれている画像周辺分のBチャンネル情報抜け対応機能は、Bチャンネル再建法補正…

bio-formatでファイルを開く時は要注意! - ImageJ Pythonプログラミング Tips

Pythonを使った、ImageJのプラグイン・スクリプトを編集して、一点気付いたことがあります。それはImageJで直接ファイルを開く場合と、bio-format Pluginを経由してファイルを開く場合で、ファイル名の扱いに違いがあるということです。 実は、先日自作のプ…

「不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術」公開のプラグイン緊急バージョンアップ (2020.11)

「決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術」(5-1)で公開しているImageJ用プラグインプログラムをバージョンアップしました(Ver. 2.02)。 バージョンアップの内容は以下の通りです。 1. 遠景補正レイヤー作成用のマスク原稿ファイルが、ImageJ の …

GIMP, Photoshop等で使える、輝度マスク (Luminosity Masks) 簡単作成ツール

アメリカ国立衛生研究所(NIH)が開発したフリーの画像処理ソフト、ImageJに対応した、輝度マスク Luminosity Masks を簡単に作成できるスクリプトを公開します。本スクリプトで作成した画像はGIMPやPhotoshop等レイヤー編集ならびにレイヤーマスクをサポート…

「不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術」公開のプラグインバージョンアップ

「決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術」(5-1)で公開しているImageJ用ならびにGIMP用のプラグインプログラムをバージョンアップしています。 バージョンアップの内容は以下の通りです。 1. 遠景補正レイヤー作成用のマスク原稿ファイルは今ま…

GIMP, Photoshopで使えるフィルム黄変部分画像マスク作成スクリプト (ImageJ)

[2022.12追記] 現在このツールは以下のツールに統合しました。yasuo-ssi.hatenablog.com こちらのツールの方をお使いください。 アメリカ国立衛生研究所(NIH)が開発したフリーの画像処理ソフト、ImageJ用の、フィルム黄変部分画像マスク作成用のスクリプトを…

不均等黄変・褪色ネガ写真補正術補足: Photoshopで不均等黄変画像の編集を行う

目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・褪色ネガ写真補正の方法 5-1. Bチャンネル再建法による具体的な補正実施手順 - 準備 5-2. Bチャンネル再建法…

決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (5-3)

お知らせ 2021.1.2に、新バージョンのImageJ用プラグインをこちらで公開しました。これに対応して書き換えた本記事の改訂版をこちらで公開しています。新バージョンのプラグインをダウンロードされた方は、改訂版のほうをご覧ください。 目次 1. 本連載記事…

決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (5-2)

お知らせ 本記事の2021年12月アップデート版が以下にあります。Ver. 3.01以降を使用する場合はアップデート版記事をご覧ください。 yasuo-ssi.hatenablog.com 2021年2月14日にImageJ用プラグインをアップデートしました。 目次 1. 本連載記事の概要 2. 今ま…

決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (5-1)

お知らせ 当記事は最初に公開したバージョンのツールに基づく記事になっています。本記事の新バージョン (2021.12版) が以下にありますので、そちらの方をご覧ください。 yasuo-ssi.hatenablog.com-------------------------------------- 2021.2.14に新バー…

決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (4)

目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・褪色ネガ写真補正の方法 (本記事) 5-1. 具体的な補正実施手順 - 準備 5-2. 具体的な補正実施手順 - ImageJに…

決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (1)

[2023年12月アップデート] [B チャンネル再建法ツール] yasuo-ssi.hatenablog.com [補助ツール] yasuo-ssi.hatenablog.com [2023年11月アップデート] [Bチャンネル再建法ツール] yasuo-ssi.hatenablog.com --------------- 目次 1. 本連載記事の概要 (本記事…