省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

新前橋にいたもう1台の埋め込みヘッドライト旧国 クハ55406 (1975.10)

 さてこちらは、新前橋にいたもう一台の埋め込みヘッドライトのクハ55です。

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クハ55406 (高シマ)

 こちらの埋め込みヘッドライトのクハ55の特徴は、運転台の窓が黒いHゴムになっていたことです(写真撮影当時)。もう1台の埋め込みヘッドライトのクハ55403は灰色のHゴムでしたので区別がつきます。

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クハ55406 運転台

 上の写真は運転台の模様です。なお、客室内の写真は撮っていませんでしたが、当時の自分の撮影メモによると、本車もクハ55431や55402と同様に、クリーム色のペイントが塗られていたようです。

 最後に本車の車歴です。

1943.10.29 川崎車両新製 (クハ55058) 東鉄配属 → (1947.3現在 東ツヌ[→千ツヌ]) → 1967.2.1 改造 大井工 (55406に改番) 高シマ  → 1978.3.15 廃車 (高シマ)

 本車は戦時中の1943年に川崎車両で新製され東鉄に配属されました。その後少なくとも1947年以降1967年まではずっと津田沼にいたようですので、おそらく新製時からずっと津田沼にいて総武緩行線で使われていたのではないかと思われます。1967年に新性能化と長野原線電化のタイミングで新前橋に移り、その際、便所つきに改造され改番されました。11年後に廃車になっています。