古典版のヒストグラム平坦化を実行するには ALT キーを押せ、という指示です。そこで、この指示に従って ALT キーを実行している間押しっぱなしにしてください。すると、古典版のヒストグラム平坦化が実行され結果が表示されます。ALT キーを押さないと、改良版のヒストグラム平坦化が実行されます。最後に、元のファイル名に、"_equalized.tif" をつけた名前で実行結果を保存します。オリジナルファイルを上書きすることはありません。
本車は既にご紹介したクハ68021 と同じく元43系の一員クロハ59を改造したクハ68です。戦前に既に3扉化改造されています。本車はクハ68021よりやや遅れて新潟に来たため、運転台窓が両方とも H ゴム化されています。運行灯窓もおそらく Hゴム化されたものと思われますが、新潟式タイフォンカバーがついて埋め込まれています。
なお、余談ですが、オリンパス / OM Sysrem の Raw ファイルは darktable と特に相性が良いようです。これは、オリンパスのセンサーはサイズが小さく、ピクセル当たりの面積が小さいため、ダイナミックレンジが低くなります。このため、ハイライトクリッピングが起こりやすくなります。これを避けるため、オリンパスのカメラは、他社のカメラよりも、暗めに画像を撮影し、その後カメラ内現像でブーストするということを行っています。Raw ファイルベースでは、名目上同じ ISO で撮影しても、他社カメラに比べて実質1段低く記録されていることになります。但し、オリンパス純正現像ソフトでは、やはりデフォルトでブーストされるので、暗めに記録されているのに気づきにくいかもしれません。しかし、そのおかげでハイライトクリッピングが起きにくく、darktable においてもサーモンピンク現象が起こりにくくなっています。