2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧
GIMPプラグイン作成法のお勉強として、以前以下の記事で紹介した、Dmitry Dubyaga氏が作成した、layer-via-copy-cut.py という プラグインを解読してみます。 yasuo-ssi.hatenablog.com 最初は、Pythonを使う宣言です。引き続きエンコードにUTF-8の仕様を宣…
■逆光で被写体が黒くなってしまった写真の補正 yasuo-ssi.hatenablog.com yasuo-ssi.hatenablog.com ■フィルムのパトローネ巻き込みによる光線被りの補正 yasuo-ssi.hatenablog.com yasuo-ssi.hatenablog.com yasuo-ssi.hatenablog.com yasuo-ssi.hatenablog…
先日、GIMPレイヤーモードのスクリーンでの補正を紹介する (粒子の荒れを目立たせずに暗い画像を明るくできる) 際にサンプルとして用いた福塩線クモハ51043の画像ですが、スクリーンモード+マスクで再補正を試みました。 再び、オリジナル写真の掲示から...…
Akkana Peck氏の "Beginning GIMP: from Novice to Professional" というGIMPの入門書が良さそうなので入手しました。Apressという、コンピュータ解説書を中心に出しているアメリカの出版社から出ていたものですが、既に絶版になっています。そこで中古をAma…
ImageJの画像の型はImagePlusのgetTypeメソッドで取得できます。その種類は、 現状では、GRAY8, GRAY16, GRAY32, COLOR_RGB, 及び COLOR_256です。GRAY8はグレースケール(もしくは色チャンネル単独)で8bit (0-255の値を取る)、GRAY16はグレースケール(もしく…
Pythonで作成したGIMP用プラグインを実行後、その操作を取り消すと、特に何も設定していなければ、プログラムに書かれている操作過程一つ一つを取り消すことになります。従って、プラグインで指定した操作全体を一挙に取り消すことができません。 そこで、プ…
このあたりで、軽微な黄変の補正事例もお見せしたいと思います。オリジナル画像は下記です。 オリジナル3,053,069色 中央から右より、やや下の位置がわずかに黄変しているのが分かるかと思います。他の部分は問題ありません。この程度だとBチャンネル再建法…
GIMPのPython-fuで、現在アクティブなimageオブジェクト (GIMPにおけるimageとは、ほぼ画像ファイルのことを指す) をどうやって取得したらよいでしょうか? つまり、複数のimage つまり画像ファイルが読み込まれている状態で、現在アクティブなimageオブジェ…
またまた、旧型国電ではないですが、発掘したフィルムの蔵出しです。こちらは1992年6月、小出駅で撮影した115系第1次新潟色 (1987年登場) の編成でクモハ114-1503(新ナカ)です。後ろはクモハ115-1532だったようです。もともとは70系の置き換えとしてTcMMTc編…
今、不均等に黄変したネガ写真を前にして、写真のデジタル補正の経験もほとんどないのに、どうやって補正したらよいだろうと途方に暮れている方もいらっしゃると思います。この連載記事ではレイヤー編集について分かっていることを前提として書いてきました…
この記事には、下記に最新版があります yasuo-ssi.hatenablog.com 目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・褪色ネガ写真補正の方法 5-1. 具体的な補正…
一昨日、可視レイヤー直接エクスポートプラグインをバージョンアップしましたが、他の、GIMPを便利にプロジェクトの自作2本のプラグインもアップデートしました。既存のページのリンク先ファイルを変更していますので、そこからダウンロードして下さい。 yas…
画像情報や色域指定を活用したマスクを作って変色部分の補正範囲を指定し、それに対して局所的(ローカル)に色彩補正機能を適用することで変色部分を補正します。マニュアル補正法とは異なり、マニュアルではなく、画像情報等を活用して範囲を指定するので補…
2021.2.26に公開した、可視レイヤー直接エクスポートプラグインをバージョンアップしました。既存のページのリンク先ファイルを変更していますので、そこからダウンロードして下さい。 yasuo-ssi.hatenablog.com なお、バージョンアップ内容は以下の通りです…
久しぶりにGIMP用のプラグインを公開します。今回はGIMPで黄変ネガフィルム写真をBチャンネル再建法を使って再建する際に便利なプラグインです。既にImageJで作成した素材ファイルを一気に読み込み、マスクまでかけるプラグインは公開していますが、今回は、…
フォトレタッチソフト等では、明るさのゾーンごとに色の調整をできる機能を持っているものがあります。不均等黄変が特定の明るさのゾーンに限られている場合、例えば、空の部分だけ黄変がみられるようなケースでは、このような調整機能が有効な場合がありま…
汎用色チャンネルマスク作成ツールを5.8にバグ修正した際に、リンクの大文字と小文字を間違えたため、リンクが正しく張られていませんでした。申し訳ありません。現在は修正してあります。以下のページからダウンロードして下さい。 yasuo-ssi.hatenablog.com
マニュアル色塗り補正法は、変色した範囲に対し、マニュアルで色を塗ったり、マニュアルで範囲を指定して色を変換させたりしてローカル(局所的)に補正する方法です。変色範囲が広かったり、形が複雑だと膨大な手間と時間がかかります。また補正範囲と非補正…
当サイトでは不均等黄変ネガカラー写真について主としてBチャンネル再建法を中心に技法についてお伝えしてきましたが、ここでそれ以外の技法を含めて整理してみたいと思います。事例については、他サイトの事例へのリンクも含め紹介していきます。まずはグロ…
今回補正過程を例示する写真は、飯田線旧型国電の走行写真です。まずオリジナル写真を提示します。 オリジナル おそらく伊那本郷駅近くで撮った写真だと思います。この写真もクハユニ56の写真と同様、かなり黄変褪色が進んでいて、黄変が画面の大半を覆うと…
昨年11月に掲示したことのある、クハユニ56011の画像ですが、今回、汎用色チャンネルマスク作成ツールを使って作成したマスクを使って、Bチャンネル再建法適用後の追加補正を試みてみます。前回は、追加補正の色調調整能力がまだ足りておらず、RawTherapeeの…
今まで、コニカ-ミノルタの純正スキャナドライバを使って取り込んだ画像をサンプルとしてお示ししてきましたが、今回ドライバを Vuescan に変えて取り込んだ画像です。 オリジナル2,493,619色 Vuescanの特徴は、コニミノの純正ドライバとは異なり、黄変部分…
ここ最近、補正の結果に対して画像の色数をお示ししていますが、画像ファイルの色数のカウントは簡単そうに見えて実は意外に難しいです。そもそも画像の色数をカウントするツールが意外にありません。Raw現像ソフトである、RawTherapeeもdarktableも、ファイ…
クモハ43015 (静ママ)固有の色数: 1,008,114色 さてこちらの写真は、阪急のデイ100に対抗すべく1934年に国鉄の京阪神間に投入された、ご存じ関西急電の祖、クモハ43の飯田線での最晩年の姿です。 ところで、この写真は赤変褪色したラッシュフィルムをコニカ-…