2024-01-01から1年間の記事一覧
昨年12月に darktable 4.6.0 が出ましたが、そのバグフィックス版が先ほどリリースされました。ダウンロードは以下のリンクから。 www.darktable.org 主な改善点は... ・Open CL 上でのパフォーマンスを改善 ・インポートダイアログで、サブディレクトリの検…
本日、RawTherapee 5.10 がリリースされました (現地時間では 2/16 付)。ダウンロードは以下からどうぞ。 rawtherapee.com 大きなポイントとしては、L*a*b* 色空間での画像処理における色ずれ防止アルゴリズムの改善があるようです。これにより、先日の記事…
前回、ART を使ったネガカラーのマゼンタ被り補正に引き続き、今回は不均等黄変に挑戦してみます。ネガカラーの不均等黄変の補正については、本サイトで拙作の B チャンネル再建法ツールを紹介しており、とにかく黄色い部分を削除する効果に関しては最強です…
オンラインディスカッションを見ていたら、GIMP の開発版である Ver. 2.99.18 が 99% 完成したとの書き込みがありました。近いうちにリリースされるものと思われます。また2.99.18 は、3.00 の正式リリース版の前の最後の開発版になるとの見通しも示されまし…
ART Ver. 1.21 より darktable から移植されたシグモイド・トーンマッパーが追加されました。これは、フィルム・シミュレーションから選択して使うことができます。既に機能紹介を行っていますが、対数トーンマッピングと比較しながら違いを探っていきます。…
RawTherapee 5.10 のリリース候補1 が 2/11 に公開されました。以下の記事からダウンロードしてください。 discuss.pixls.us ここ最近オンラインディスカッションで、RawTherapee は最近開発は活発に進められているにもかかわらず、公式リリースの間隔が開い…
今回は、旧形国電ではなく身延線に新製配置された頃のピカピカの 115系の写真です。といっても身延線の115系もすでに過去帳入りとなっています。赤色2号、ワインレッドカラーの 115系です。 冷房装置は、都市部では設置が進んでいまいたが、本車は閑散区間用…
スキャナの特性かもしれませんが、ネガカラー画像のフィルムスキャンを行うと、全体的にマゼンタの色被りが出ることが多いです。これに関しては、すでに筆者作成の ImageJ 用のプラグイン + GIMP を使った補正について、補正方法や事例を紹介していますが、…
Pixls.us のオンラインディスカッションに Nikon Z レンズに関するスレッドが立っています。 discuss.pixls.us discuss.pixls.us もともとのスレッドは最近の Nikon Z シリーズのレンズに関して、Fuji や Sony のようにレンズの補正データが metadata に書か…
ART のオンラインディスカッションで Canon EFマウントのタムロン 18-200mm f/3.5-6.3 Di II VC が認識されない (Canon の90mm レンズとして認識されてしまう) という問題が指摘されています。 discuss.pixls.us これは Exif データにおいて同じ レンズID 番…
darktable は、新しいワークフローではシーン参照ワークフローを採用しており、従来のディスプレイ参照ワークフローからシーン参照ワークフローに切り替えることを推奨しています。また RawTherapee から派生した ART もシーン参照ワークフローを採用してい…
本日は2/2ということで 2 の数字が連続する車輛を紹介します。しかも最初に製造されてから今年で100年目です。 こちらは沼津機関区に牽引車として在籍していた クモヤ22202 です。といってもクモニ13 を改番しただけで外観上は全くオリジナルのクモニ13と区…
昨年末にリリースしました ART用相対色領域補正 CTL スクリプトを今回アップデートします。 今回のアップデート内容ですが、 1) ダイアログ上のパラメータ調整項目の配置の見直し 2) 補正量に対するガンマ調整の新設 ([ガンマ補正] メニュー、従来はガンマ 2…
CTL は C / C++ のサブセットになっていますが、仕様が拡張されている部分もあります。C / C++ の標準ではない組み込み関数が用意されています。今回は行列を計算する組み込み関数を紹介します。 https://ampasctl.sourceforge.net/CtlManual.pdf ■行列を計…
ART の新バージョン、1.21.1 から CTL スクリプトでツールチップがサポートされます。 discuss.pixls.us 基本的には今までのスライダーやチェックボックス等のアイテムの定義の最後の引数として、ツールチップの文章を入れるとツールチップとして表示できま…
本車も信越線で使用された原形クハ68で、元番号はクハ68019でした。本車に関しては、関西から中央西線電化で名古屋地区に移り、さらに 73系の転入で信越線長野地区に移った車両ですが、名古屋地区のクハ68の多くが客室内ペイント塗りつぶしになっていたのに…
異体字などを拡張した IVS 対応文字をどう入力するかですが、次のような方法があります。 ■ Windows ・IVS検索をつかう フリーソフトでIVS 検索というソフトウェアがあります。Vector からダウンロード可能です。 www.vector.co.jp ・MS-IMEで入力する デフ…
ART の CTL プログラミングでは UI 要素として、 // @ART-param: [... コントロール文で、モジュールのコントロール要素を配置することができます。このコントロール要素を配置する順番ですが、プログラム上の // @ART-param: [... コントロール文 の順番で…
CTL は基本的に C / C++ 言語のサブセットになっているようです。当然ながら C 言語で使える仕様がすべて使えるわけではなく、かなり限定されたものになっています。既に文字型変数は使えないという指摘はしておきましたが、詳しい説明は以下の説明書にあり…
12月に Ver. 1.21 がリリースされたばかりですが、近いうちに、ART の次バージョン、1.21.1 がリリースされる予定です。 主な内容としては、 ・富士フィルム、xtrans センサーの Raw ファイルへの対応の改善 ・テクスチャ増幅のスライダーの範囲を拡大 ・CTL…
darktable に色を補正するツールの一つ、カラーゾーンというモジュールがあります。 現行のカラーゾーン モジュール このパターンのカラー補正ツールは、メーカー製のRaw現像ソフトにもよく搭載されています。ただ、darktable のシーン参照ワークフローで標…
かつて日本のワープロのスタンダードを形成していた、ジャストシステムの一太郎ですが、Dos 末期に Windows の動向を十分読み取ることができず、ジャストウィンドウの開発に資源を注力したり、ロータスとの連携を打ち切り独自の表計算ソフト三四郎の開発にこ…
次期 GIMP 開発版 (Ver. 2.99.18) に非破壊編集機能が実験的に載るようです。以下にデモビデオが公表されています。 https://www.reddit.com/r/GIMP/comments/18xcww7/video_of_cmyk_students_nondestructive_gimp_build/?rdt=65167 Photoshop は以前から非…
今まで、B チャンネル再建法補正ツール Ver. 5.5 に向けて、試作や実験を繰り返していました。この間色々と実験して気づいたことをメモっておきたいと思います。 ■一般的な写真の場合、全ての色を混ぜるとニュートラルグレーになる これは、通常の画像処理ソ…
以下まったく個人的なメモです。 スクリーンショット Shift + Command + 3 画面キャプチャ録画 or スクリーンショット Shift + Command + 5 アプリケーションの強制終了 option + command + esc support.apple.com
いきなり細かい Tips に入ってしまいましたが、そもそも CTL で何ができるのか、明記しておきます。 CTL は色空間変換と、個々のピクセル単位の色の操作に特化した言語です。逆にそれ以外のことはできません。例えば、ピクセル全体の値を合算して何かの値を…
Bチャンネル再建法ツールの改良をここのところ重ねてきましたが、一体、Bチャンネル再建法ツール Ver. 5.5 を使うとどこまで本当にオリジナルを復元できているのか、実験してみました。正常な画像に一旦 B チャンネル再建法ツールを適用して、黄色を削減した…
本記事は、決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (6) - 追加補正 の、ART用相対色領域補正 CTL スクリプトを活用しフリーの Raw 現像ソフト ART のみを使った追加補正方法を解説したバージョンです。 -------------------- 目次 1. 本連載記事…
ノートPC に入れていた Ubuntu (22.04) は比較的こまめにアップデートしていたのですが、デスクトップ PC 用の方は半年ほどアップデートをサボっていました。そうしたら、自動アップデートがうまく働かなくなってしまいました。 仕方ないので、コマンドライ…
お知らせ 本記事は 2024年1月に改訂した新バージョンです。なお B チャンネル再建法ツールの進歩により、追加補正の説明に関してより簡略化し、(6-1), (6-2) の内容も統合しました。以前の記事をご覧になりたい方は以下のリンクからどうぞ。 ・2023.2 バージ…