2022-01-01から1年間の記事一覧
GIMPカテゴリーのタグをつけた記事がかなり雑多になってきました。そこで、ここで整理を兼ねて、GIMPの編集操作・設定方法の解説、およびその背景となる技術解説の記事インデックスを作成しました。GIMP / Python のプログラミング関連記事やGIMPのリリース…
Windows版 Gimp は、Windowsのシステムフォントがラスターフォントのため、メニュー等の表示文字があまりきれいではありません。Linux や Mac OS ではシステムフォントがベクターフォントのため、気にならないと思いますが。この文字のフォントを変更する方…
長らく次バージョンのリリースが待たれていた、フリーの Raw現像ソフト、RawTherapee の 次バージョン Ver. 5.9 の rc1 (リリース候補 Ver. 1) が5日前に出ました。但し、Github のアカウントを持っている人しかバイナリーはダウンロードできません。サイト…
こちらは、モハ5271と同じく長野電鉄からやってきた車両です。かつての上田交通は、日中はモハの単行で運行され、クハは朝夕の多客時の増結用としてのみ使われていました。そのため、あまり写真がありません。 上田交通 クハ271 Wikipediaで調べた車歴は、下…
GIMPの範囲選択方法の中には、色情報に基づいて範囲選択を行うものがありますが、その機能の違いについてまとめてみます。 ■色域の選択 色域を選択 指定したピクセルと類似した色域を、予め指定しておいた閾値に基づいて、画像全域にわたって選択範囲とする…
GIMPにおいて選択範囲とレイヤーマスクを相互に変換する方法について説明します。サンプルは以下の画像で、点線で囲まれた部分が範囲選択されています。 選択範囲 なお、選択範囲とレイヤーの関係に関する模式図を下に掲げます。 選択範囲とレイヤーの関連 …
本日は10/14鉄道記念日です。というわけで、1014の数字が入っており、かつ鉄道開業150周年に掛けて 1,5,0 の数字が入っている車両という理由で、クモハ51014を本日はご紹介します。 この車両は大糸線のクモハ51です。1972年に関西から大糸線にやってきました…
ファジー選択は先日紹介した色域選択のバリエーションです。色域選択は、デフォルトの状態では全画面のピクセルを踏査して、マウスで指定したピクセルの類似色の範囲をすべて選択しようとします。一方ファジー選択は、全画面のピクセルを踏査せず、マウスで…
[補正量を測定して補正値をマニュアル調整する 事例2] 補正量を測定して補正値をマニュアル調整するもう1例を掲げます。以下のサンプルは以前にも補正事例として取り上げましたが、追加補正で若干手こずりました。黄変、マゼンタ変を空から取るのにちょっと…
本稿では、GIMPで色域選択 (類似色を選択範囲とする) を行って、次の編集につなげる手順について説明します。この機能はPhotoshopの色域指定 or 自動選択機能とほぼ同等です。但しGIMPでの色域選択機能は、Photoshopに比べて動作が遅いようです。このため画…
[お知らせ (2023.2.14)] Bチャンネル再建法ツールの Ver. 5 へのバージョンアップに合わせて、一部記述を改訂しました。 -------------- Bチャンネル再建法のレイヤーの機能についてご質問を頂いたこともあり、ここに改めて、各レイヤーの機能や位置づけにつ…
GIMP初心者向けに、Bチャンネル再建法において、GIMPでよく使いそうなレイヤー関連操作について、説明します。 ■レイヤーダイアログの表示 レイヤーダイアログが表示されていない場合は、メニューの[ウィンドウ] → [ドッキング可能なダイアログ] → [レイヤー…
先日紹介した Photoshop を使った黄変画像の補正チュートリアルビデオの中で、画像の補正のために L*a*b*チャンネル分解モードを使っていました。これは、この紹介記事の中で触れたように、輪郭やテクスチャ情報 (detail) と色情報を分離して扱うためです。…
こちらは大糸線末期に、クモユニ81を除くと唯一の両運転台車だったクモハ40077です。この車は大糸線ロングシート車中、唯一運転台側に幌枠がつけられていた車両です。両運転台の上幌付きということで、かなり重宝されて、八面六臂の大活躍をしました。車両の…
本車は飯田線で活躍したオリジナルのクモハ54です。飯田線では当初豊橋機関区に所属していましたが、1978年の80系投入以降も伊那松島機関区に移って1983年の旧形国電終焉まで活躍した車両です。 クモハ54006 (静トヨ) 1977.12 豊橋駅 ご覧のように客用扉脇の…
今回 Bチャンネル再建法ツールによるバージョンアップから、青い部分に黄変がかかっている部分の補正のためにユーザ作成のマスクを読み込むオプションをつけました。 この作成ですが、基本的にはGIMP等で元画像を見ながら作って頂く、ということになります。…
[ユーザ作成マスクを使い、青い部分にEPFFcアルゴリズムを適用する手順] 先日のバージョンアップ(Ver. 4.7)から、Bチャンネル補正法ツールに、ユーザ作成マスクを読み込ませる、青色部の補正強化オプションをつけました。これにより、従来できなかった青い部…
今回黄変補正ツールの Ver. 4.7 へのバージョンアップに伴い、青色部分に黄変がかかっている場合の黄変補正量の改善を図りました。青色部分の黄変対策として、マニュアルによる補正値の調整および、ユーザ作成マスクの読み込みの2機能を用意しましたが、ど…
[補正量を測定して補正値をマニュアル調整する] Bチャンネル再建法補正ツールは、今回、Ver. 4.7へのバージョンアップを機に、補正の難しい、ダメージの大きい画像や、青色部分に黄変が広がったフィルムの補正可能性を広げるため、エキスパートモードのパラ…
9月に、本ツールをバージョンアップしましたが、今回再びバージョンアップさせていただきます。今回のバージョンアップの主な目的は、エキスパートモードの位置づけの変更 (よりダメージの大きな画像に対して活用するため)、および青い部分の黄変補正量の改…
・5-2. 具体的な補正実施手順 - ImageJによる作業に戻る --------- 【Ver. 4.7以降対応】(2023.1.8 Ver. 4.8バージョンアップに伴う一部記述補訂) ここでは、ImageJ対応 Bチャンネル再建法補正ツールのエキスパートモードのパラメータ設定方法について説明を…
さて、今回は旧形国電ではありません。750V時代の上田交通のモハ5261です。上田交通は1986年10月1日付で1500Vに昇圧され、それまで名物だった丸窓電車などが、東急からやってきたアオガエルなどと交代し引退してしまいました。その直前の9月に撮影しました。…
ARTのマイナーバージョンアップ、1.16.3が、2022.9.27付でリリースされています。バグフィックスやコンパイル時のオプションの追加、トーンカーブ動作の安定化、フィルムシミュレーターのパイプラインの位置の変更等、細かい変更です。 詳細は下記をご参照く…
どうも何度やっても全く満足な結果に至らないネガフィルムからスキャンしたカラー画像があります。これは、黄変除去の問題というよりは、元のスキャナの癖や補正の結果、色被りしてしまった画像の補正の問題です。それが下のケースです。 オリジナル 黄変し…
9/17に darktableのマイナーバージョンアップ、4.0.1がリリースされたようです。 www.darktable.org 当然、大きな機能追加はなく、マイナーなものとして ・ファイルのインポート時に変数 $(MAKER) および $(MODEL) を使用できるようになった。 ・exif標準で…
夏にもバージョンアップしましたが、今回相対RGB色マスク画像作成ツールを、Ver. 0.26にバージョンアップします。6月のバージョンアップの主目的は、マゼンタ被り補正への対応強化、夏のバージョンアップはユーザインターフェース、特にプレビューの改善でし…
今回、フィルム画像のダメージ度合いを診断するための、画像統計計算ツールを作成しましたので公開します。先日、ImageJの getStatistics APIを使った簡単な画像統計表示ツールを公開しました。このプログラム、単に、ImageJのgetStatistics メソッドを使っ…
このブログでは鉄道の話題はどちらかというと回顧鉄と化しておりますが、本日は珍しく、新しい鉄道の話題に触れます。というのは、明日は西九州新幹線 (武雄温泉ー長崎間)の開業日のようだからです。 西九州新幹線開業とは言え、武雄温泉ー新鳥栖間の着工は…
こちらも飯田線の「普通の」クモハ54で、やはり大阪向けモハ60を改造してクモハ54に編入されたグループです。 クモハ54111 (静トヨ) 1978.4 豊橋駅 この車両は1970年に大阪からやってきて、伊那松島区に配属されました。1978年の80系の投入でも移動すること…
今年に入ってLinux (Ubuntu) および Mac OSをいじるようになりましたが、これらのOS上でWineを使って Windows対応アプリケーションを動かすようになりました。これがなかなかしっかり動いてくれるので、ここでちょっとWineのインストールや活用についてまと…