黄変ネガ写真補正
5月に、下記のように相対RGB色マスク画像作成ツールのバージョンアップを行いました。 yasuo-ssi.hatenablog.com ところが、バージョンアップに伴いバグが出ていました。主に 32 bit 対応に随伴する不具合です。主たるものは、輝度マスクを作成する際にプレ…
先日、既存の画像編集ソフトではなぜ不均等な黄変画像の修正が困難であることが多いのかについて論じました。今回は逆に B チャンネル再建法では黄変の補正が困難なケースについて見てみたいと思います。 Pixls.us のオンラインディスカッションを見ていたら…
先日、ふと Microsoft Edge を立ち上げてみると、Bing に AI 機能が付け加わったので試しては... というお勧めメッセージが流れるので、ふと思いついて、黄変ネガカラーフィルム画像の補正方法を訊いてみました。 するとこんな答えが... おおっ、私のブログ…
なぜ、既存の写真編集ソフトウェアだけでは、古いカラーネガをスキャンした画像によくみられる、不定形な黄変の補正が困難なのでしょうか。フィルムが全面的に均一に褪色している場合は、画像全体にかかるグローバル補正でOKです。しかし不定形黄変の場合は…
先日、苦労して空の補正を行った事例を掲載した画像です。これを今回バージョンアップしたImageJ対応 相対RGB色マスク画像作成ツール Ver. 0.5 を使ってマゼンタ補正を行ってみます。 まずオリジナルから... 図1. オリジナル そして一旦、Bチャンネル再建法…
[お知らせ] 以下のバグフィクス版をご利用ください。 yasuo-ssi.hatenablog.com ------------------- 前回のバージョンアップの際に予告しておいたように、ImageJ対応 相対RGB色マスク画像作成ツールを Ver. 0.5 にバージョンアップします。 今回のバージョ…
この記事はノウハウというよりは、どちらかというと試行錯誤の記録です。以前にもサンプルとして出しましたが、以下、激しく黄変した画像です。 オリジナル この画像に一旦 B チャンネル再建法を適用すると下記のようになりました。 Bチャンネル再建法適用後…
さて、先日バージョンアップした、黄変カラーネガ写真補正用 Bチャンネル再建法ツールですが、マイナーバージョンアップします。 主にバグフィックスが中心ですが、荒れた画像の処理で微妙に画質が向上しているはずです。とはいえ RGB 合成を行ったカラー画…
Bチャンネル補正法で、黄変を除去した後、当サイトでお見せしている事例では、グローバルにあるいはマゼンタ、グリーン補正レイヤーで、Bチャンネルに対しトーンカーブを使って S 字カーブを掛けたり、あるいはシャドウ域の値を低下させることが多いと思いま…
以前、鶴見線クモハ12の写真は、現役最後の写真を掲載しましたが、こちらは国鉄末期、弁天橋電車区公開日の クモハ12052 の写真です。なお、クモハ12052は現在も車籍があり、書類上は、鶴見線車輛を管理する鎌倉総合車両センター中原支所所属となっています…
前回、黄変ネガ写真 Bチャンネル再建法 (ハイブリッドアルゴリズム) 補正過程事例 (8) をお見せしましたが、あとから考えて、部分的に手直ししたほうが良い部分が見えてきました。 まず、周辺補正レイヤー用マスク編集ですが... 前回、以下のようにマスクを…
最近の本ツールの進化で、カラーネガフィルム写真の黄ばみ・黄変自体が取り切れないというケースはほぼなくなってきています。9割程度はノービスモードで走らせて、あとは編集を工夫することで黄変は取れています。黄変の濃度が濃い場合や、かなり偏在してい…
Bチャンネル再建法ツールのエキスパートモードに補正量調整 [Correction Amout Adjustment] の項目があります。ここでマニュアルを設定すると、自分で補正量を入力して調整するようになります。 ところで、なぜ補正量をマニュアルで調整する必要がある場合が…
[おしらせ] 本ツールは 2023.7.15に Ver. 0.52 にバージョンアップしました。それに合わせ改訂したマニュアルを以下に掲載しております。 yasuo-ssi.hatenablog.com -------------------------- 本ツールは 2023.3.3に Ver. 0.4 にバージョンアップしました…
昨年12月25日に、相対RGB色マスク作成ツール探求版をリリースしました。 yasuo-ssi.hatenablog.com このツールを自分で使ってみてかなり有用性が高いことが分かりました。ただ、先日のバージョンを「探求版」としたのは、パラメータの設定に一部難しい点があ…
[お知らせ] この記事には以下の新版があります。 yasuo-ssi.hatenablog.com -------------- お知らせ 本記事は 2023年2月に改訂した新バージョンです。今回、事例1 と事例2 で異なった手法により追加補正を行うよう変えてみました。以前の記事をご覧になりた…
[お知らせ] この記事には以下の新版があります。 yasuo-ssi.hatenablog.com -------------- 目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・褪色ネガ写真補正…
[お知らせ] この記事は、「決定版! 不均等黄変・褪色ネガ写真のデジタル補正術 (6-1)」より、内容整理のため、周辺褪色補正の技術解説を独立させ、内容を補訂したものです。 ----------------------- 周辺部の青紫化褪色はどう修正するか ここで取り上げるの…
[お知らせ] 本記事の Ver. 5.5 対応版は以下をご覧ください。 yasuo-ssi.hatenablog.com ----------------- 目次 1. 本連載記事の概要 2. 今まで紹介されてきた経年劣化による変褪色写真の補正術 3. 写真補正の原理 4. Bチャンネル再建法による不均等黄変・…
お知らせ 当記事は、2023年2月14日にアップデートした、ImageJ用プラグイン (Ver. 5.x) 対応版です。過去のバージョン記事を読みたい方は以下のリンクをクリックして下さい。 (2022年7月記事) ハイブリッド補正対応 (2021年12月記事) UI表記変更版対応 (2020…
さて、先月に引き続き、黄変カラーネガ写真補正用 Bチャンネル再建法ツールを、再びバージョンアップします。今回の最大のバージョンアップ内容は 32bit フルカラー画像の補正に対応した点です。32bit画像の対応も当初から考えていたことでしたが、今まで32b…
最近、当ブログのクモハ11117の記事のランクが急に上がっています。昔書いた記事のランクが上がるということは、あまり良くないニュースが入っているということ。案の定、クモハ11117の解体作業が始まったのではないかというニュースをブログに書いておられ…
Bチャンネル再建法を適用して、黄変ネガカラー写真の画像を補正する場合、補正量を調整したい場合があると思います。そのような場合どうしたらよいでしょうか? ■レイヤーの不透明度の調整 例えば、周辺褪色補正レイヤーを使おうと思ったときに、補正を適用し…
次に、Bチャンネル再建法適用時に、周辺褪色補正を行う際の注意点について申し述べます。 ネガカラーフィルムでは経年劣化すると、画像周辺部のBチャンネルが、値が高いほうに褪色し、周辺部のBチャンネルのテクスチャ情報が失われる場合があります。Bチャン…
今まで、黄変ネガ写真補正の参考として、補正事例を紹介してきましたが、これからは、個別のケースに応じた補正テクニックの紹介を行ってみたいと思います。 今回のテーマは、もともと黄色い部分をどう扱うか、です。Bチャンネル再建法では黄変した部分の黄…
先日、本ツールをバージョンアップしたばかりで申し訳ありませんが、マイナーバージョンアップを行います。今回のバージョンアップ内容は、ノービスモードで緑保護オプションをチェックした際に (つまり Type4 マスクを作成した場合)、同時に Type2 マスクも…
------------------------------- [本プログラムには以下のバージョンアップがあります] yasuo-ssi.hatenablog.com------------------------------ 昨年10月に本ツールをバージョンアップしましたが、2か月ぶりにバージョンアップします。今回のバージョン…
このページでは、今まで黄変ネガ写真補正 Bチャンネル再建法 に関して寄せられた質問に関して、主要なものを掲載します。今後、更に質問が寄せられましたら、このページに内容を追加していきます。 ■ 遠景補正レイヤーの位置づけがよく分からない 端的に言う…
黄変ネガ写真補正チュートリアルビデオ 追加補正編2 を公開しました。 youtu.be 今回追加補正の後半として、ARTを使った最終画像調整の例をお示ししました。とはいえ、最終調整は ART を使わなければならないというものでもないので、お好きなソフトウェアを…
コロナ禍が収まらない中、ウクライナ戦争の勃発とそれに伴う物価高、円の急落と、踏んだり蹴ったりだった2022年も暮れようとしています。皆さまのこの一年はいかがだったでしょうか。 ところで、現在黄変ネガフィルム画像を補正するBチャンネル補正法ツール…