省型旧形国電の残影を求めて

戦前型旧形国電および鉄道と変褪色フィルム写真を中心とした写真補正編集の話題を扱います。他のサイトでは得られない、筆者独自開発の写真補正ツールや補正技法についても情報提供しています。写真補正技法への質問はコメント欄へどうぞ

ART / RawTherapee

Nikon D5500 明暗差の大きいシーンの写真補正テスト (NX Studio & ART)

本記事の要点 ・Nikon D5500 (および、おそらく他のNikon 一眼、ミラーレスカメラも) で明暗差の大きいシーンを撮るときは、ハイライト域、またはそれに準ずる明度域を基準にスポット測光 & 露出補正して撮影する。マルチパターン測光はハイライト域がクリッ…

画像処理ソフトのプレビューと出力ファイルのカラーが一致しない!? - カラーマネジメントの基本の"キ"

Raw現像処理ソフトや画像編集処理ソフトでのㇷ゚レビューと、出力ファイルの色合いが異なるという経験はないでしょうか? 例えばこんなことを書いているブログがありました。 shudooooooon.com この中で RawTherapeeはㇷ゚レビューと出力画像の色合いがかなり…

ARTはappimageでもインストール可能

昨日、Linux (ubuntu)におけるARTのインストール情報を書きましたが、Linux へは、 appimageを使ったインストールも可能です。そもそも appimage とは何かということは、以下のサイトの記事をご覧ください。 www.virment.com ARTのappimage は、Alex Worosch…

ARTをLinux (Ubuntu) にインストールする

Linux ユーザになって2日が経ちました。Linux (Ubuntu) をインストールしてみて、darktable や GIMP に比べて ART のLinuxへのインストールが初心者にとって難しいことが分かりました。darktable や GIMP は、Ubuntuのソフトウェアセンターのような機能から…

ART バージョン1.12がリリース

クリスマスに向けてリリースされると言っていた ART のバージョン 1.12ですが、やや遅れて先ほど (現地時間では昨日[2021.12.27]付け) リリースされました。トーンカーブあたりの仕様調整に手間取っておられたようです。またインターフェースの変更も急遽追…

D5500で撮影した写真の空の色をARTを使って印象に近づける - ART / RawTherapee現像 Tips

D5500を使って撮影していると、空の色が印象色よりかなり薄めに出ることが多いような気がしていました。特に木陰から空を写したり、山間から空を写すとその傾向が強いと思っていました。そこで、そのような写真を ART を使って、印象にある空の色に近づけて…

まもなく、ART 1.12がリリースされます

11月末にアップデートが出たばかりのARTですが、クリスマスに向けて、間もなくバージョン1.12が出ます。前回はRaw読み込みエンジンの変更という大規模な改良がありましたが、今回はソフトプルーフィング周りのマイナーな改良のみです。 なお次回のバージョン…

ARTでの、英語 - 日本語 - 韓国語 写真編集用語の翻訳語について

ART1.11安定版から正式に韓国語翻訳が付きましたが、実は私が翻訳をつけました。日本語と韓国語は似ていますし、また写真用語の日本語からの影響も大きいだろうと思って翻訳してみたのですが、なかなか良い経験でした。韓国の方で気づく方がいらっしゃるかど…

ART / RawTherapee 1.11~1.12 翻訳ファイルサポートページ

お知らせ [Ver. 1.13 は現在のところ翻訳の修正はありません] [2022.3.9に1.12.1用訂正ファイルを公開しました] ART 1.12のバージョンアップが、2021.12.27に行われました。1.11バージョンアップから間隔もあまり空いていませんので、バージョン 1.12の翻訳…

ART で Lightroom カラーグレーディング相当の編集を行う - ART / RawTherapee 編集 Tips

Lightroomでは2020年の秋ごろから「カラーグレーディング」という機能を搭載しています。それまで明暗別色補正と称していた機能を拡充したもののようです。 blog.adobe.com 因みに同じ補正 (補整と言うべきか) でも correction と grading の違いは、correct…

ART / RawTherapeeのSigma Foveon機 X3F Rawファイルへの対応状況 - DP2 Merrill編

2021.11.30に ART がVer. 1.11に上がったことにより、Rawファイル読み込みエンジンが DCRaw から LibRawに変更になりました。これにより対応カメラ Rawファイルの幅が大幅に広がっています。 Sigma Foveon機のX3Fファイルも、今まではDP2 Merrillまでは読み…

ART / RawTherapee 機能紹介 - ヒストグラム等ピクセル分布を表示するグラフについて

本家RawTherapeeとARTの違う点として、画素分布グラフが拡充されている点があります。実はdarktableがRawTherapeeより画素分布グラフが増えているので、そこから取り入れているのではないかと思います。 まず、おなじみヒストグラムから... これは基本的には…

ART 1.11 がリリースになりました

ART / Another Raw Therapee のバージョン1.11がリリースになりました。 ダウンロードは以下のサイトから。 bitbucket.org 主なバージョンアップとして、トーンカーブにニュートラルモードの新設、およびシャープニングの方法に、カスタムRLデコンボリューシ…

ナトリウム灯下で撮った色被りの猫の写真を補正する - ART 写真編集 Tips

ART / RawTherapeeを使って、ナトリウム灯の街路灯下で撮ってオレンジに色被りした猫の写真の補正を解説した、Alexander Korolev氏によるビデオが公開されています。なお、音声は含まれていません。 www.youtube.com ARTでの編集作業の参考になると思います…

ART / RawTherapee 機能紹介 - チャンネルミキサー / 原色補正モード

久しぶりの ART 機能紹介です。ARTのチャンネルミキサーには、本家RawTherapeeにない調整モードがあります。それは、原色補正モードです。 ART チャンネルミキサーのインターフェース チャンネルミキサーのデフォルトである、RGBマトリックスモードというの…

ARM版のiMacでART / Rawtherapeeが動くようです...

ARTのオンラインディスカッションで、ARM版のiMac上でARTが動いたとの報告が上がっています。但し、バイナリーファイルはなく、自分でコンパイルする必要があります。 discuss.pixls.us 報告者の方は、 homebrew を使ってコンパイル&インストールされたよう…

Nikon D3200 RawファイルをARTでNX Studioに似せてみる

ここのところ、フリーの現像ソフトART (Another Raw Therapee) をいじっていますが、先日報告したように、ARTとRawTherapeeのDCPプロファイルの解釈の仕方が違っていることが分かってきました。そこで、まずARTの現像結果をNikonの純正ソフトであるNX Studio…

ローカル編集モジュールを多重に掛ける - ART / RawTherapee Tips

フリーのRaw現像ソフトの中の一つ、darktable の大きな特徴の一つとして、大半の編集モジュールを多重に掛けたり、マスクを掛けることができるということがあります。ARTも、darktableほどではありませんが、ローカル編集タブにある編集モジュールに関しては…

最近のRaw現像ソフトの話題から

・ART (Another RawTherapee) 現行の1.10を微修正した開発版のバイナリーが下記で公開されています。 keybase.pub こちらでは拙訳の日本語ファイルの翻訳の問題点が修正されているほか(特にホワイトバランスのモードの翻訳のダブリ)、トーンカーブにニュート…

ART / RawTherapee 1.10でトーンカーブを元 (1.9.3状) に戻す

ARTでは、複雑なインターフェースをシンプルに使いやすくという方向性が打ち出されています。今回1.9.3から1.10.1のバージョンアップで、トーンカーブが少し、シンプルになりました。 ART 1.9.3 のトーンカーブ ART 1.10.1 のトーンカーブ ART1.9.3では、ト…

フラットフィールド - RawTherapee & ARTの特徴的機能

RawTherapeeおよびARTにはRawタブにフラットフィールドというモジュールがあります。 フラットフィールド これもなんだか名前を聞いただけでは、何の機能やらさっぱりですが、調べてみると、Nikonの現像ソフトでは「イメージダストオフ」、Canonでは「ダスト…

フィルムシミュレーション - RawTherapee & ARTの機能

RawTherapee & ARTの特徴の一つとしてフィルムシミュレーション機能があります。2014年7月のバージョン4.1.49から使えるようになっており、当時無料でフィルムシミュレーション機能が使えるソフトウェアはほとんどありませんでした。Photoshopは 2013年のCS6…

Olympus E-5 高ISOノイジー画像の現像比較

さて、先日 darktable3.6.1のノイズ低減が劇的に改善したという報告をしました。では今回カメラを変え、Olympus E-5の高ISOノイジー画像の現像を比較してみます。ISOはE-5の最大値であるISO6400です。 以下100%拡大画像で検討していきます。まずニュートラル…

HSV / カラーイコライザ - RawTherapee & ARTの特徴的機能

さて、RawTherapee & ARTにあって、他の現像ソフトにない、あるいはあまり見かけない機能紹介の第2回目です。今回取り上げるのはHSVイコライザ(RT)もしくはカラーイコライザ(ART)です。カラータブにあります。 このモジュールの役割は、色(色相)ごとに、色…

カメラプロファイル交換機能 - RawTherapee & ARTの特徴的機能

いままで、ARTとRawTherapee本家の間で大きく変わったモジュールや機能について、紹介記事を書いてきましたが、今後は、RawTherapeeとARTに共通しているが、他の現像ソフトにはない、あるいはあまり見られない機能について紹介記事をぼつぼつ書いていきたい…

ART / RawTherapee Ver. 1.10.1対応 日本語ファイル修正

先日(2021.10.11)アップデートされたART 1.10.xですが、これに含まれている日本語ファイルの翻訳に一部問題を発見したため、フォローとして、このページにアップデート版をアップします。特に、ホワイトバランスのところで、as shot と camera presets を両…

ART: a fork of RawTherapee 入門ガイド (4) - ファイルへ出力

[入門ガイド(1)インデックス画面に戻る] ○ファイルへの変換出力 画面の左上に3つのタブがあります。ファイルブラウザ、キュー、編集です。 最初に、編集をはじめるのにファイルブラウザーからファイルを選びました。ファイルを選ぶと編集タブに移動し、今ま…

ART / RawTherapee 新バージョン 1.10 リリース

フリーのRaw現像ソフト、ART (Another RawTherapee) の新バージョン 1.10が昨日リリースされました。現在最新バージョンは、1.10.1になっています。 bitbucket.org 機能追加としては、ローカル編集の、スムージングに、被写体ぶれ効果、レンズぼけ効果の追加…

ART: a fork of RawTherapee 入門ガイド (3) - 簡単な編集

[入門ガイド(1)インデックス画面に戻る] 以下は、前回読み込んでおいた画像です。この画像に対して簡単な編集作業を行います。 〇簡単な現像処理ステップ 右パネルにある現像処理ツールを使った、簡単な現像事例をお見せします。 右上にメインツールグループ…

ART: a fork of RawTherapee 入門ガイド (2) - 編集画面

[入門ガイド(1)インデックス画面に戻る] 〇画像を開く 編集画面に移るには、絞り込みパネルもしくは画像確認パネルのサムネイル画像をダブルクリックします。 編集画面 編集画面には、一連のツールやコントロールがありますが、次の3つのパネルにまとめられ…