2021-01-01から1年間の記事一覧
さて、RawTherapee & ARTにあって、他の現像ソフトにない、あるいはあまり見かけない機能紹介の第2回目です。今回取り上げるのはHSVイコライザ(RT)もしくはカラーイコライザ(ART)です。カラータブにあります。 このモジュールの役割は、色(色相)ごとに、色…
いままで、ARTとRawTherapee本家の間で大きく変わったモジュールや機能について、紹介記事を書いてきましたが、今後は、RawTherapeeとARTに共通しているが、他の現像ソフトにはない、あるいはあまり見られない機能について紹介記事をぼつぼつ書いていきたい…
さてこちらは、新前橋にいたもう一台の埋め込みヘッドライトのクハ55です。 クハ55406 (高シマ) こちらの埋め込みヘッドライトのクハ55の特徴は、運転台の窓が黒いHゴムになっていたことです(写真撮影当時)。もう1台の埋め込みヘッドライトのクハ55403は灰色…
先日(2021.10.11)アップデートされたART 1.10.xですが、これに含まれている日本語ファイルの翻訳に一部問題を発見したため、フォローとして、このページにアップデート版をアップします。特に、ホワイトバランスのところで、as shot と camera presets を両…
[入門ガイド(1)インデックス画面に戻る] ○ファイルへの変換出力 画面の左上に3つのタブがあります。ファイルブラウザ、キュー、編集です。 最初に、編集をはじめるのにファイルブラウザーからファイルを選びました。ファイルを選ぶと編集タブに移動し、今ま…
フリーのRaw現像ソフト、ART (Another RawTherapee) の新バージョン 1.10が昨日リリースされました。現在最新バージョンは、1.10.1になっています。 bitbucket.org 機能追加としては、ローカル編集の、スムージングに、被写体ぶれ効果、レンズぼけ効果の追加…
[入門ガイド(1)インデックス画面に戻る] 以下は、前回読み込んでおいた画像です。この画像に対して簡単な編集作業を行います。 〇簡単な現像処理ステップ 右パネルにある現像処理ツールを使った、簡単な現像事例をお見せします。 右上にメインツールグループ…
[入門ガイド(1)インデックス画面に戻る] 〇画像を開く 編集画面に移るには、絞り込みパネルもしくは画像確認パネルのサムネイル画像をダブルクリックします。 編集画面 編集画面には、一連のツールやコントロールがありますが、次の3つのパネルにまとめられ…
今まで、ART (Another Raw Therapee) の機能紹介を書いてきましたが、今回は入門記事です。ARTのクイックスタートを参考にしながらアレンジして、4回に分けて書いてみます。 インデックス (1) ファイルブラウザ画面 (本記事) (2) 編集画面 (3) 簡単な編集 (4…
以前発表したImageJ用、フィルム光被り補正ツールをバージョンアップしました。多分ほとんど利用者はいないと思いますが、今回、パラメータを入れるとプレビュー画面に反映できるようにしました。使用方法は下記のとおりです。 ・使用準備 こちらからファイ…
さて先日、現像済みのTIFFでも、NX Studioの色収差補正が有効であることを確かめました。ではデジタルカメラでフィルムを取り込んだ画像ではどうでしょうか。という訳でARTでネガを現像したTIFFファイル(Rawファイルではありません)をNX Studioに読ませて…
以前、NX Studioの色収差補正能力を、キットレンズであるAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRを使って検証しました。今回別のレンズを使って検証してみます。 また比較対象とするRaw現像ソフトは、比較的色収差補正能力の高いART / RawTherapeeです。 まず…
今回紹介する、ART / RawTherapeeのモジュールはテクスチャ増幅です。このモジュールはもともとはRawTherapeeのトーンマッピングを改名、改善したもののようですが、2020年の夏バージョン(1.5.2)からAgriggio氏がアルゴリズムを書き改めたようです*1。場所は…
先日、本車の僚機であるクハニ67900の写真を紹介しましたが、こちらは902です。やはり伊東線用にクハ55から改造されましたが、1964年に伊東線の113系化と共に、列車や気動車で運行されていた信越本線高崎-横川区間運転の置き換え用に新前橋に移ってきました…
ここのところNX Studioの現像内容を検討してきて、NikonカメラのRawファイルは、やはりNX Studioで現像するのが基本だな、という思いを強くしてきました。デフォルトでカメラ設定を反映してくれること、そしてやはり梅レンズが松レンズになる色収差補正能力…
さて、今メインで使っているカメラはNikonですが、以前はOlympusの4/3のカメラを使っていました。今も家には4/3のE-5とm4/3のE-P3が転がっており、サブとして使うこともあります。いずれも10年前の機種で、あまり性能のよろしくない、と言われていたパナソニ…
さて、ART1.9.3のカメラプロファイルの扱いですが、RawTherapee5.8と違っている点に最初に気づいたのは、カメラ固有プロファイルを適用したときのトーンカーブの自動調整の扱いです。前にも述べましたが、本家5.8だとカメラのDCPプロファイルを指定し、トー…
今回は、ART / RawTherapeeにおけるメタデータ編集機能に関して紹介します。メタデータ編集機能に関して、RawTherapee本家と大きく違うのはメタデータ編集エンジンにExiftoolを使っている点です。このため、RawTherapeeに比べて、編集できる余地が大きく増え…
一般に、Raw現像ソフトはカメラRawの発色やトーンの割り付けをコントロールするカメラプロファイル情報を使っています。 yasuo-ssi.hatenablog.com 代表的なカメラプロファイルとしては、Adobeが規格を決めたDCP (DNG Camera Profile) プロファイルがありま…
バージョンが3.6.1になって、ようやくWindows環境でdarktable3.6が使い物になるようになりました。そこで今動作確認中です。まず、すでに指摘したと思いますが、3.4から3.6に変わって、デフォルトのワークフローが、ディスプレイ参照ワークフローから、darkt…
GIMP安定版、2.10.28が18日にリリースされたようです。 www.gimp.org 大きな機能追加はなく、大半はバグ修正ということです。
先日、NX Studioの色収差補正が非常に優秀だということを指摘しました。ふと思って現像済みのファイル、あるいは他社カメラで撮ったファイルではどうだろうと思って試してみると... これ、有効ですね! しかも他社カメラで撮ったファイルでも相変わらず非常に…
Raw現像ソフトの多くは、Raw現像を行う際にカメラプロファイルというデータを参照して現像を行います。つまり、単純にRaw現像ソフトがそのカメラのRawファイルを読めるかどうかということが問題なのではなく、読んだ後もそのカメラに対応したプロファイルデ…
すでに、Raw現像ソフトのノイズ低減処理の比較検証を行ったときに紹介していますが、ART(1.9.3)では、RawTherapee5.8にない、スムージングというモジュールが増設されています。目的は名前から分かるように、画像の粒子の荒れを抑えて(荒れをぼかして)画面を…
[2023.2 補訂] Ver. 1.12 (2021.12) 以降のユーザインターフェース改善に合わせて画面キャプチャを更新しました。また一部記述を補訂しました。 ----------- 今回はART / RawTherapeeのカラー/トーン補正について説明します。このモジュールは、色相を調整す…
darktable3.6ではかなりバグが多いということを以前報告しましたが、昨日 (現地時間では9/15) darktable3.6のバグフィックス版3.6.1がリリースされたようです。 github.com とりあえず、サブ機にインストールしてバグ修正状況を見ましたが、Windows版の日本…
今回は、GIMPの影-ハイライトモジュールを取り上げます。シャドウ部を明るくしたり、ハイライト部を暗くしたり、ということが可能です。例えば、ハイライト部とシャドウ部のコントラストがありすぎるばあい、シャドウ部を引き上げるというような補正に使えま…
現在の富士急行はすっかり他社中古車両の天下となってしまいました。205系の、しかも初期タイプを含んだ車両がいまだ活躍するのがみられるのはうれしいことですが... しかし、かつては自社発注の車両も活躍していました。 まずこちらは5000形です。手前のパ…
今、Adobe Lightroom / Camera Rawが、Canonの EOS R5, 6, 1DX MarkIIIに対応したカメラ固有プロファイルがなく (これらのカメラに対応したAdobe Standardプロファイルはある)、これらのカメラのRawファイルを読み込むと色がおかしくなってしまうことが問題…
先日埋め込みヘッドライトであったクモハ41044を紹介しましたが、やはり新前橋区にいた、埋め込みヘッドライトのクハ55を紹介します。これも新規に作成した補正ツールで日の目を見た画像です。実はもう一両新前橋区には埋め込みヘッドライトのクハ55がいまし…